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見つけよう
「革との、距離感」。
自分に最適な
お手入れの楽しみ方とは？

永い時間を共に過ごすことで、思い出と愛着が革いっぱいに染み込んでいく。そんな革製品をより永く楽しむ上で大切なのが、「お手入れ」です。

こんにちは、スタッフ・嶋谷です。
前回お届けしたメールマガジンのアンケートを拝見したところ、「お手入れ」について、ハードルを高く感じている方が多いようでした。

実は、私も元々は皆さまと同じ悩みを持っていましたが、「自分に合った革との関わり方」を見つけたことで、今や趣味と言えるほどお手入れの時間を味わっています。

本日は、お手入れのイメージがぐっと軽くなる時短メンテの方法や、お手入れによる醍醐味をご紹介します。

革好き・嶋谷の
愛用品一覧はこちら

最小限のお手入れで
楽しむ時間
「時短メンテ」

HOW TO通りのお手入れは、意外と時間がかかるもの。
そんなときは、「日々の『乾拭き』か『ブラッシング』だけは実践しよう！」と絞るのもおすすめです。

「乾拭き」や「ブラッシング」は、ほこり落としや磨き上げの効果があります。保湿こそされませんが、製品を眺める頻度を増やすことがとても大切で、傷や違和感に気付くきっかけになります。

私が店舗スタッフとして勤務していた頃は、お客さまの素敵なエイジングを数多く拝見しました。方法を伺うと「乾拭きだけなんです」という方が多かった記憶があります。お財布などの小物には、特におすすめのお手入れ方法ですね。

コロニル馬毛ブラシ

ポリッシングクロス

お手入れを通じて
気付ける楽しみ
職人の技、職人の息遣い

お手入れの際に愛用品を手にとって眺めていると、細部に宿る職人の技に気付くことがしばしばあります。

日々丁寧にものづくりと向き合う職人の姿や使い込まれた道具たちは、私にとってとにかく憧れの的。真っ直ぐ均一に縫われたステッチから職人の真剣な眼差しと研ぎ澄まされた手元が頭に浮かんできます。

「菊寄せ」「ネン引き」「コバ塗り」「焼印」など、どんなに小さなアイテムでも必ず職人の思いや技によって生み出されていますので、ご自身の愛用品をぜひじっくりと観察してみてくださいね。

Tsuchiya Clubの皆さまへ
革の楽しみや、
お手入れのお悩みを
お聞かせください

本日は、前回のアンケートに投稿してくださった方の中から、一部ご質問の回答をいたします。

Question
「長持ちさせるコツは？」

革製品も、靴やスーツのようにローテーションして使うのが良いのでしょうか？

Answer
「革鞄や革小物の定期的な休息は
とても効果的です」

使用中は内容物によって、内側から外側への負荷がかかったり湿気がこもったりしやすくなります。なので、定期的に中身を抜いて休ませる時間をつくれると、型崩れ軽減に繋がります。

皆さまのメッセージをお待ちしております。

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-編集後記-
スタッフ・嶋谷のこだわり

私はエイジングしやすい「タンニン鞣し」の革（特にオイルたっぷり革）がとても好きなので、クロスを使わず直接指先でオイルケアをしています。ほんの少し力を込めながらしっかりオイルを浸透させることで、エイジングが促進するようにして楽しんでいます。

オイルは製品によって“硬さ”や“艶の出やすさ”がさまざまなので、いくつもの種類を試してみたり。
ブラシは、“毛の種類”や“毛足の長さ”で自分の好みを探究することで、大好きなエイジングの過程をさらに楽しんでみたり。
「必要だからお手入れする」というよりは、「楽しいから実験的にいろいろ試してお手入れする」感じです。

それもあって、気付けば所有するメンテナンスアイテムが増えてしまいましたが、どんどん自分の知見やものへの愛着がアップデートされていると実感しています。なので、メンテナンス用品を入れているケースは、私にとって宝箱のような存在です。

本日は、基本のお手入れ方法から時短メンテまでご紹介しましたが、皆さまの「自分にあったお手入れ方法」が見つかるヒントになれば幸いです。

スタッフ・嶋谷Twitter開設

このたび、嶋谷のTwitterアカウントが開設されました。
写真は「お手入れサービス」をご利用いただいている、フィギュアスケーターの友野一希選手の愛用品「トーンオイルヌメミディアムショルダー」を、嶋谷がケアしている様子です。
Twitterでは、人の手でつくられたものや革製品について、革好きの嶋谷がご紹介しています。よろしければどうぞ、お楽しみください。